バレンシア・リングを観た@Youtube

まるごと全部ではないですが、1/2くらいYouTubeで見れるんですね、バレンシア・リング。セットとファッションは21世紀の神話風で統一感があります。視覚的な世界観の完成度が高いし、光がうまく使ってあるので、これ実際観たら楽しいでしょうね。視覚的にはいろいろ趣向を変えて楽しませてくれるけど、ドラマツルギーはリブレットに忠実で、これはこれで好感度の高いプロダクションです。オペラ演出の好ましい進化形のひとつだと思います。

最初の一個目から後は芋づる式に辿れます。

ザイフェルト・ジークムントは、普通に精悍な感じで全然いいではないですか。この人おっきいから映えるな。ライアン・ジークフリートは聴かなきゃ良かった。いや、そう言うほど悪くはないんだろうけど、聴かずに劇場に向かっておいた方が良かったなあ。やっぱおっさんぽいー。とりあえず黄昏を聴くのは止めておいた*1。ところで最近一部でお騒がせ中のライアン整形疑惑ですが、動画で様々な角度を観察するに、角度とヘアによっては充分ああも写るしこうも写るんではないでしょうか。つーかスタッフはプロフィール写真くらいちゃんと撮ってあげるように。

でもひとつ言っていいですか。コペハンのあの人に慣れちゃったので、あの熱がないともの足りないよぉ。ずいぶん間延びして聴こえる。他のキャラに対してはこういう種類の不満を抱かず新鮮な感じで聴けるのだけどなあ。

追記

と言いつつ、黄昏をちょっとだけ見てしまった。そのやる気の無いホルンの吹き方はやめれー。ああジークフリートに関しては無駄に 要求が上がって 要求がピンポイントの狭いところに入ってしまっているなあ。でもこれ、気に入らないのはたぶん少数派でみんなの思うジークフリートってこういう感じなんじゃないかな。たぶんね。

あー。それにしても、もうリングネタはこれで一段落と思ってたのに、またこれ書いてしまった。

追記2/バレンシア・リングで検索しておいで頂いた方へ

BDの日本発売以来バレンシア・リングの検索でご訪問頂く方が多い今日この頃ですが、バレンシア・リングの1/10でもいいからコペンハーゲン・リングにも関心を持って頂けると嬉しいです。

*1:上海ではジークムント+黄昏ジークフリートという謎のキャスティングなので。