グレの歌聴き直し

サロネンのを聴き直してみたけど、やっぱりこっちは次元つーか空間つーかがしっくり来る。毎度言ってるけど、これなんだろ。一致しているかズレているかどっちかで、あんまり連続的ではないんだよなー。なんだこれは一体。

ヤンソンスのはソリストがいいんだけど、特にオケの個々パートのバランスにおいて、何かあそこで表現されているものと自分が聴けているものはずれているんじゃないかと思うもどかしさがあるんだよな。こんな筈じゃないだろうと思わせる何か。

ところで読み直したところ、グレの歌は道化のところがいいんだよなと思った。昨日のイメージで読んだせいもあるだろう。道化が入ってそれが転換点になるってのが、別にヴァルデマーが反省したわけでもなんか事件があって変わったわけでもなくて、道化の視点が提供されて救われて終わるってのがいいと思った。というのは日本的な発想のように思うが、向うの人は納得してんのかね、これ。