私の青春を返して!(じゃなくて私のvirgin earを返して!)

ついでにチラっとメモ。アナセンの歌曲集を聴いて以来、久々にマティアス・ヘーゼゴー君を聴いたら、なんかヘニング・ヤンセン@上の聖愚者のおにーちゃんに聴こえて仕方なかった。前は全くそう思わなかったのになあ。人間の耳なんか、いい加減なものだなあ。人間って高度な認識は差分でやるらしいから、それまでに知ってるものによって全く認識が変わるのは、大いにあることらしいです。あとさ、アナセンずるいと思うんだけどさ、この人初聴で全然うまく感じない(むしろ引っ掛かりを感じる)のに、アナセンの後で聴く歌手をみんな粗があるように感じさせるのね。あれはずるいなあ。だってさ、最初の快いインパクトがなくて、後に不満の元だけ残して行っちゃうんだもん。全くその通りだよ> "Was his style rugged and sturdy? Smooth and fragile?"

この人、なんでこんなことはじめたのかなあ。若いときの芸風聴くと、その時点で完成してて、いわゆる分かりやすくうまくウケやすくはなんぼでも出来たと思うんだけど。かなり意識的にやってんだよね。コペンでの話題でアナセンがいわゆる歌唱の名人芸(と私が呼んでいる芸風)を好きじゃないと言い出したとき、私は心底吃驚した。

なんでこんな「おそれを知る旅」に出たのかね。