幸福のヴェール

今朝目が覚めたら、ものすごい幸福感の中にいて、まるで幸福感のヴェールに包まれているみたいで、今回、本当に聴きに来て良かった*1

この感覚は本当に不思議で、なんでこんなことが起こるのか自分でも全く分かりません。心がほわーっとなってて、幸福感でいっぱいで、もうなにも入れたくないような、この瞬間に自分が無くなってもいいような、そういう気持ちです。

・・・あ!つまり、これが「満たされる」ってことなのかしらん?そうか!これなんだ!うーん、また今回も人生で大切なことを教わってしまった。いやあのこれね、話を面白くしようとして書いてるわけでもなんでもなくて、本当に今、この幸福感をどう表現しようと思って、そしたら思い当たったんです。でもこれって皆さん知ってるんでしょうか。自分の中に今ある感覚が、普遍的なもので自分がたまたまこれまで知らなかったものなのか、それとも珍しい経験をしているのか、全然検討もつきません。これが「満たされる」なら、私はこれまでの人生で満たされたことはなかったのだと思います*2

アナセンを聴くというのは本当に不思議な経験で、それはいつも遅れて来るんです。こういう人を私は他に知りません。近い人すらいないのです。


実は今回の旅行、先に総括しちゃうと、チューリッヒはまあまあ良くて、ロンドンではサンドリオンはヒットだったけど他はそんなでもなく、マンチェスターは「人生で大切なことを教わった!」でした。終わりよければ全て良しです。ってまだPROMS残ってますけど。もう聴かずに帰っちゃおうかな。

とりあえず列車の中から中継でした。

*1:あ、ちなみに今は本命のワルキューレ終わって、マンチェスターからロンドンに向かう列車の中で書いてます。車窓はなだらかな緑の丘が重なるイギリスの田舎の風景で、羊の群れがたむろしていたりして、なかなかよろしいです。

*2:大抵はなんかやらなきゃいけないことが念頭にあるし、ものすごくうまく行っているときでもやり残したことばかりに思考が行くし、それに誰かが幸せで充実していることが気に入らない人達を念頭に置いて行動に注意しなきゃいけないとか、常に心の中に小骨が引っかかっているような、そういう感じです。