トスカ@兵庫芸文 Bキャスト初日

今日は午後からオペラ、夜は演奏会と音楽尽くしの一日でした。兵庫芸文恒例の夏のオペラ、今年はトスカです。外国人中心のAキャスト、日本人中心のBキャストの2組の日替わり上演を、間に一日休みを2回挟んだだけで10日間続けるという西宮版夏の音楽祭のスタートです。私はダブルキャストあるにも関わらずBキャストばかり2日分確保していて、これも並河さんのトスカに対する期待ゆえのこと。

まだこれから観る方も多いかと思うのでネタばれ避けも含めて簡単に。まず演出は王道でいかにもオペラ的で、常設ハウスじゃないことを考えるとかなり頑張ってたかと。オケはもうちょい。それに舞台とのバランス上の理由から(大きくなるときの音量を)もっと抑えて欲しいかな。福井さんは、これまで聴いた中ではカラヴァドッシは一番いいかも*1。並河さんのトスカは、私の期待的にはもっと迫って欲しいところだが、まあそれは期待の高さの裏返しってことで。でもこの人ならではの、あの音が真っ直ぐに届くあの感覚は、やっぱりいいわー。トスカだとそういう瞬間が一杯あるからたっぷり味わえて幸せ。次の回も楽しみ。他のキャストはみな手堅いが、もうちょっと突き抜けた人がいて欲しいかも。ラスト、なんかあっけなく流れてしまったので、すこし溜めを取るとかなんとか、演奏の方でなんとかして欲しいところ。詳細レポは2回目を観た後に。

そういえば、ロンドンとウィーンのトスカ2回分のレポも溜まってるんだった。なんとか一緒にアウトプットしてしまいたいところ。

*1:そんだけ私がこの役に思い入れがないってことかもしれないが。