OOPERAに行こう!

限りなく自由業に近い状態のため好きなときに好きなことをやっている私ですが、なんと最近あるまじきことに、GW開始と同時に日本を脱出するフライトをゲットすべく格闘していたりします。数日早く発てばいいのですが、元の旅程が長いので、これ以上延長したくないので必死であります。何故こんなことをしなければいけない羽目に。DKTのタンホイザーハンブルクのトリスタンを同時に聞きたいからだったりします。

かと言っても、ドンピシャはさすがに高いので、1日2日は、どこかで有効に時間をつぶさねばなりません。というわけで、考えたのはフィンエアでオープンジョーして今年こそはOOPPERA(フィンランド国立オペラ)に行こうということ。

実は、それでバルトーク青髭とかチェックしてたんです。直接コペンに飛んでDKTタンホイザーゲネプロ見て、ロミジュリ(バレエ)、プッチーニ3部作、タンホイザーのプレミエ観て、というのも考えたんですが、ゲネプロのキャストがアナセンじゃないらしいことが判明し、気楽な鑑賞旅行もそろそろ終わりな気がして*1 *2 *3、そろそろ行きたいところは行って悔いのないようにしておこうと思って、DKTのバレエと旧劇場で聴くKglカペルに後ろ髪めいっぱい引かれつつ、行ったことのない劇場に行くことを優先してみることにしました。

ということなら、まず最初にしなければならないことは、テノールが(私にとって)耐えられないほど嫌なタイプじゃないかチェックです。しばしば人気テノールが大の苦手で、歌ってる間が我慢大会になってしまって「金出して、なんでこんな思いをせなあかんねん」になってしまう私には、必須のチェックなのです。

で、欲を出して、当初考えていた青髭と道化師の2本立ての他に、その次の日の愛の妙薬のキャストチェックをしました。そしたら・・・

ちょっとこのテノールめちゃ私好みじゃないですか!!柔らかくて鈴が鳴るようなタイプが好みなんです。細部もいいし。テクもセンスもドンピシャ。ちょっとMartin Kochに似てて、しかし彼より一回り小ぶりでその分細部に神経が入ってるタイプかな*4。お国柄の違いを反映してる感じ。それにしても、この動画、他ソリストも演奏も合唱も全部レベル高過ぎ。しばらくHelsinki Baroque Orchestraの情報を漁ってしまいそうだ。

他も全部期待出来そうじゃない?うわー楽しみー。というわけでOOPPERAプランで決まりなスケジュール問題なのでした。

ヘルシンキからコペンの後は、4/29〜5/15まで17日もハンブルクに滞在する予定なので、なるべくドイツや近郊のマイナーなオペラハウスに通ってみようと思っています*5。おらが町にひとつオペラハウスがあるというドイツで、どんな舞台に会えるか楽しみです。この間にこんな美味しい公演があるよ情報や、ここには行っとけ情報などもお待ちします。

*1:と言いつつ夏にも行くのだが、8月に行ってもオペラはやってないからね。

*2:こんだけ頻繁に行ってるのは、その遠征の理由であるアナセンがもう全幕公演は引退間近だからで、残りなるべく観ようと、かなり無理しているのである。

*3:引退試合タンホイザーにトリスタンにジークフリートなあたりが超絶変人である。

*4:そんな誰も知らん人を引き合いに出すのは止めなさい。

*5:仕事しろ仕事 ← 私がこんだけ長期滞在出来るのは、コンピュータひとつあれば滞在先でも出来る種類の仕事をしているからです。