2009-01-01から1年間の記事一覧

スカラ座ヴェルレク・ハイビジョン編

本当にしつこいですな私は。本日放送されたNHK BShiのヴェルレク観てました。 http://www.nhk.or.jp/bsclassic/hvwth/ 《 NHK音楽祭 2009 》 ダニエル・バレンボイム指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団 11月8日(日) 00時00分20秒 〜 01時37分50秒 [1時間37分30秒]…

ブラナーと私

魔笛について書く前にケネス・ブラナーと私について書いておかねばなるまい。ケネス・ブラナーを知ったのは、映画「から騒ぎ」の公開時でした。どちらかというと、(映画)俳優として*1よりは監督として好きな人でありまして、監督作品はチェックしています…

次に何しよう

そろそろスカラ座来日公演からずっと続けてきた一連の連載(しかし長かった、2ヶ月以上も連載してるじゃん)も終わったことだし、さて次は何に手を付けようと考えました。どうせ一回はじめたら年末まで引っ張るだろうから(おい)、今からポツポツ書いて、お…

クラシカル・クロスオーバーに求めるもの

元々こちらの記事がきっかけで考えた文章ですが、言いたいことを全部詰め込むとコメントとしては長過ぎ&元記事と関連が薄くなったので、自分のblog用の文章として使いまわしちゃいます。私は本気のオペラ曲や声楽曲よりクロスオーバー的な存在が好きで、特…

音の成分に注目するようになった話

つい最近倍音という概念を知りまして、というのを昨日書いたんですけど、それ以来聴いてる音の成分を意識するようになりました。で、いろいろ調べていくうちに、こういったことを知る前にどう感じていたかということを記録に残しておきたくなりました。 これ…

マッチョな人、1人コーラス

カラヤンのヴェルレク(1967)を聴き直して改めて思ったのですが、ギャウロフの声、すごいですねえ。歌唱としてももちろんすごいんだろうと思うんですが、なんだか声自体がすごすぎて、唖然として、歌としての側面が置いてきぼりになってしまいます。なんとい…

廉価版ディスク2題

2003年のベルリン・オペラ・ナイトの廉価版ディスクの発売予定が目に付きました。未購入の方はこの機会に如何でしょうか。発売日がその頃なので、予約注文しておくとクリスマスプレゼントになります。つい最近パッパーノとドミンゴのトリイゾもEMIのHome of …

パペフィリポは40代

先日の年齢ネタ関連で最近気付いたことをひとつ。パーペがソロアルバムのプロモ用インタビューでフィリポとマルケのことを40代中盤から後半と語っていました。今ちょうど追いついたくらい? Rene Pape- EPK and Interview そっかー。元々そういうイメージで…

Vinson Cole, In Love with Love

この間のコール氏の歌唱が気になったので調べてみたら、その後進化していた。さらに調べてみたら、なかなか選曲のいいアルバムが一枚あったので、次にまとめて買うものリスト入りメモ。 試聴

修道士役のガボール・ブレッツ

そういうわけで気に入ったディスクが出来たのでヘビロテ中なのですが、繰り返し聴いてると段々記憶がこっちの放送版に上書きされていってしまいます。そうなる前に記憶に留めておきたいメモ。今回の来日公演では修道士役のガボール・ブレッツが気になったん…

スカラ座ドン・カルロ テレビ放送 聴き直し編

昨日に引き続き、ドン・カルロ@スカラ座のテレビ放送分を音だけ切り出して、ちゃんとした再生環境で聴いてみましたよ。今回は、同好の士のご好意でNHK以外の放送音源を入手したのでデジタルコピーで聴くことが出来ました。やっぱり音質がいいといいですなー…

パッパーノ・ヴェルレク

パッパーノ・ヴェルレクの一部が放送されます。日曜夜9時という聞きやすい時間帯なので未購入の方はどうぞ。 SUNDAY, NOVEMBER 1, GMT 1200/JST2100, KLARA,Brussels, BELGIUM http://operacast.com/klara_high.m3u Giuseppe Verdi: Offertorio uit Requiem …

NHK音楽祭ヴェルレク/スカラ座日本公演(再チャレンジ編)

あのライブを、ちゃんとした音で聴いてみたい!どんだけしつこいんだ私は。録音方法を変えて再チャレンジです。と言っても、DVDプレーヤーからRCA端子経由でPCのライン端子に突っ込むという、いい加減録音です。この間はポータブルプレーヤーの録音機能で録…

ギャウロフのヴェルレク

ついでにこんなものをゲットしてきました。ギャウロフのヴェルレク聴きたかったので、つい。店頭セールで2000円だったので即決。カラヤンがウッドストックに見えて困ります。だってあのいかにもウッドストックな前髪が指揮に合わせてなびいてるんだもん。細…

店頭雑誌に教祖様登場

ついでに音楽雑誌を立ち読みしてきました。この手の雑誌に触れること自体が初体験なので、いろいろ嗅ぎまわってました。今店頭にあるクラシックジャーナル39号にこんな記事があって、なんと教祖様こと91年ザルツの魔笛が出てきたよ!店頭にある本でお目にか…

MET2011来日公演プログラム@ottava

最近こんなものをチェックしていたりします。 http://ottava.jp/program/index.html#met Road to The Metropolitan Opera 2011 by KDDI クラシックラジオ「OTTAVA」のNew Program。2011年に来日公演がある「KDDIオペラスペシャル メトロポリタンオペラ」の最…

ひとつだけ突っ込ませて!>グランド・オペラ

p.29 時代を映す人気男性歌手 グランドオペラvol.43, 2009(近年バスやバリトンに求められる響きが変わってきたという文脈で) 若い王子の父親がフィリッポなのだから、歴史上のフィリペがどうあれ、50代、いや40代だっておかしくない。現代の50代、40代をあ…

カルロ5世の謎@ドン・カルロ

予告通り『ドン・カルロ』におけるカルロ5世について書いてみます。とはいっても腑に落ちる解釈は出来ていませんので、現時点の関連事項の覚書といったところです。この演目に関しては今後も縁がありそうなんで、現時点の思考を整理しておいて、次の機会に再…

ドン・カルロ&スカラ座総集編

今回のドン・カルロ公演関連で書いた文章のリストです。いつの間にこんなに書いたんだろう。 スカラ座ドン・カルロレポート(ライブ)初日 全体編 1幕1場 2幕 3〜4幕 15日 余韻編 バレンボイム&スカラ座ヴェルレクレポ(ライブ)本編 余談編 NHK音楽祭ヴェ…

スカラ座ドン・カルロ テレビ放送レポ(3)

(1) (2)の続きです。 3幕1場 チェロのアップ、不思議だ。どうしてあの動きからあの音が出るのだろう。王のアリアの前奏、ここはみな気合が入るので、そういうのを聴き慣れちゃって、もう一歩前に出るのが難しいな。人間とは、なんてゼータクなんだろう。王の…

続・キング・フィリポのドラマツルギー

テレビ放送分を2幕まで鑑賞した時点で思ったのですが。この前書いたあれね、キング・フィリポのドラマツルギー、あれ、リブレットだけで考えたつもりだったんだけど、いや細かいこと言うと「そっぽ向いてる」のくだりはスカラ座の演出なんだけど*1、それ以外…

スカラ座ドン・カルロ テレビ放送レポ(2)

すっかりご無沙汰してしまいましたスカラ座ドン・カルロのテレビ放送分のレポです。1幕はこちらです。では今日も「観てる間のstarboardの脳内垂れ流し」行ってみます。 2幕1場 前奏・・・・もう入りっ放し。心臓がバクバクする。この音好き。ちびエリザベッ…

ウィーンのドンジョ

ウィーンのドンジョの再放送です。ちょっと数えてみたら、右舷日記に記録するようになって7回目の放送でした。もっとあるかと思ったら、意外とそんなもんだった。 SATURDAY, OCTOBER 24 GMT1510/JST+0010(10/25) LRT KLASIKA, Vilnius, LITHUANIA http://82.…

WNYCのミニライブ、今度はヴィデオで

WNYCのミニライブのヴィデオを発見しましたよ。ヴィデオのコーナー自体がついこの間(10/09)出来たばっかりで、最初のコンテンツが今年4月のミニライブシリーズなので、すっごいラッキー。WNYCの中の人、ありがとう! http://www.wqxr.org/articles/wqxr-vide…

今シーズンのスケジュール

Naoさんのサイトで2009-2010のスケジュールが更新されました。いつも情報とりまとめ有難うございます>Naoさん私もひとつここに掲載されていない情報を発見してますので、お知らせしときます。 http://www.teatromaestranza.com/secciones/prog/prog_ficha.p…

「わしの白髪を悲しそうに見つめていた」に一言

先日のVとF以来、ついドール・ミーロ・ソール・・・・と口ずさんでしまい、誰かに聞かれてなかったかと後ろを振り返っては赤面しているstarboardですこんばんわこんばんわ><*1いつまでドン・カルロを引きずってるんだって感じですが、本日もドン・カルロ言…

こんな本があるんですね

世の中は広いわ・・・・ 書籍名 Unsettling opera: staging Mozart, Verdi, Wagner, and Zemlinsky 著者 David J. Levin 出版社 University of Chicago Press, 2007 ISBN 0226475220, 9780226475226 ページ数 254 ページ 目次 Dramaturgy and Miseen SceneMo…

ワグナーを聴いた後はワグナーについて考えてしまう。

METのパルジファル、この間は2幕までしか聴けなかったので、今日は通して聴きました。この演奏はとっても気に入りました。ところで表題です。他の作曲家についてはそんなことないのに、ワグナーを聴いた後はワグナーについて考えてしまうのです。なんででし…

VかFか?フィリッポのアリア

keyakiさんのコメントから派生した話題です。音声ファイルがないと読んでる人は面白くないでしょうから、エントリを起こしました。そういうわけで、濁ってるか濁ってないかの判別だけなら究極の発音音痴耳の私にも出来ます。手元にある音源で検証してみまし…

秋の夜長に写真整理

今更ではありますが、今頃6月末のドイツ旅行の写真を整理しました。 リーダーアーベント編 風景とか建物とかオペラハウスとか全体編 忙しい人のためのピックアップ編 かなり慌てて撮って見苦しいことになってる写真も混ざってますが、まあ旅の記録ということ…