CD/DVD

トリイゾ3本目(ただし2幕だけ)@アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団

ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》第2幕 [DVD] アバド(クラウディオ) (指揮) 名指揮者、クラウディオ・アバドとヴィオレタ・ウルマーナや藤村実穂子、ルネ・ペーパら名歌手による「トリスタンとイゾルデ」の第2幕を収録。 2幕から観始めたせいかもし…

続きを見た/トリイゾ@MET2001

そゆわけで、やっとあの強烈な印象を吐き出せたので、邂逅から実に半年後の全幕鑑賞となりました積読DVD鑑賞記です。 Tristan Und Isolde (2pc) (Sub Ac3 Dol Dts) [DVD] [Import] (2001) Jane Eaglen, Ben Heppner, James Levine, The Metropolitan Opera O…

放課後、生徒指導室に・・・@トリイゾ初邂逅記

半年も前のことなのですが、これを吐き出しておかないと安心して先に進めないので、思い出しながら書いてみます。ずいぶん時間が経っちゃったんで、ちゃんと当時の心境を再現出来るかなあ。これをアウトプットしておかなかったことが気がかりで、先日の初鑑…

このディスクは音がいい・・・・のかもしれない@ライブ・イン・ルース

またもやただの日記です。先日の発見以来 Live in Ruse を聴きまくっているわけですが、この中の半分くらいは本人のサイトやYouTubeで聴けるようになってて、既にもう何百回聴いたか分からない状態になっていたわけですが、それなのに、すごく新鮮です。この…

Danish Boris

このディスクはじめて聴いたときに衝撃を受けた部分。抜粋ファイル紹介するつもりで何ヶ月も前にアップしてあったんだけど、ディスク全体の感想が書けなくてずっとお蔵入りしていた。何故か急にその気になったので、ディスクの感想そっちのけで公開してみる…

ラインの黄金@シェロー=ブーレーズ・リング

なぜかひょっこり観る気になったので、今がそのときかと思って、積読していたシェロー=ブーレーズ・リングのラインゴールドを観てみました。これ、先にワルキューレだけつまみ鑑賞してあんま感心しなかったので気が進まなくて積読しておいたのですが、思って…

これ良かったよ Vinson Cole

このタイミングで思い出したので。本日聴きに行くまではこれしか知らなかったというネモリーノのアリアの再紹介です。下のファイルの10分過ぎから。正直これが念頭にあると、この歌い出しの滑らかさを期待してしまっててガクっと来るのだが、ああこれって当…

いまさらシェロー・リング/ワルキューレ

毒味の謎の文章を書いた後、シェロー・リングの続きをほんのちょっとだけ見た。そしたら何故かトリイゾってた。こ、これはアレですか?ジークリンデが持ってきたのは媚薬で、自分は飲むつもりじゃなかったんだけど、毒味をしろと言われたから仕方なく飲んで…

フィデリオ@MET2000

実に3ヶ月ぶりに新しい作品に手を出す気になりました。コペハンリングばっかり観過ぎです。だってコペハンの場合「オペラ観よう→じゃあこれ」って選んでるわけじゃなくて、日常生活の中で急に猛烈に「今コペハンのあそこが観たい!」と思って観てるから、完…

ジークフリート3幕@ホルテン演出を語る

この間はてなのおとなり日記*1経由で知ったid:wagnerianchanさんとこの翻訳を読んで以来、どうもジークフリート3幕のイメージが頭から離れなくて困っている。というわけで今日のテーマは3幕である。もちろんネタ元はコペハンリングである。あ、その前にみな…

Meine Mutter@ジークフリート聴き比べ

昨日ついに感じていたことを言語化してしまったので開き直って、つまり私はジークフリートのマイネ・ムッターのくだりに反応するという事実を自覚することにして、これがどのくらい一般的な話なのかを確かめてみたくなったので、またもや聴き比べをしてみる…

The Royal Guest(2)

(1)はこちら。デンマークオペラネタはとことん人気がないようで(←アクセスが落ちた)、ちょっといじけているstarboardです。懲りずに続き行ってみよう。いやあ、でも、自分で訳すのって*1、面白いですね。いや、全訳する勢いでテキストに向かいあった後に、…

The Royal Guest

デンマークオペラ紹介シリーズ第一弾行ってみましょう。デンマークオペラの中ではメジャーどころで上演回数も多いそうですが、日本語による紹介は殆ど無いと思います。 The Royal Guest(Den Kongelige Gaest)作曲:Hakon Borresen*1 (1876-1954) 原作:Henri…

ワルキューレ一幕聴き比べ(3)/それで、没入度って何なのよ?

(1) (2)に続きます。まずこの没入度ってのは、聴き手としてはかなり偏った感覚の持ち主である私が入れるか否かでありまして、それぞれのディスクの音楽的な価値とは無関係であることは、言うまでもないと思いますが、最初に確認しておきたいと思います。途中…

ワルキューレ一幕聴き比べ(2)

(1)からの続きです。 ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」(ニルソン/エールリング)(1955, 1956) http://ml.naxos.jp/album/cap21765 Set Svanholm (テノール) Aase Nordmo-Lovberg (ソプラノ) Sven Nilsson (バス) 王立スウェーデン管弦楽団 - Royal Swed…

ワルキューレ一幕聴き比べ(1)

この出来事からショックを受けてはじまった企画、行くぞワルキューレ一幕聴き比べ!方針はNaxosライブラリで聴けるもの全制覇です。以下の6枚をリストアップしました。聴いた順です。星の数は没入度で、黒星が多い方が没入出来るということで。念のためです…

コペハンリング一行知識

まだしつこくリングの話してていいですか。さっき通算10回目くらいのコペハンリング鑑賞をしてたら、家人が通りがかりがてら「ジジイのアップは要らん!」と言って去っていった。ぷんぷん!しかしコペハンリングはなんでここまでアップばかりなんだー。お決…

ジークフリート後編/コペンハーゲン・リング

ジークフリート後編で特筆すべきは、やっぱりエルダのシーンでしょう。ある家族の物語を描いたコペンハーゲン・リング。登場人物はみな物語の進行に従って老けていきます。それでもダンディで通せる年の取り方をしたヴォータンが、着替えて赤い薔薇の花束と…

ジークフリート前編/コペンハーゲン・リング

さてコペハンリングレポ、お待ちかねの*1ジークフリートです。ジークフリートは後半に書きたいことが集中しているので、前半はあっさり行きましょう。Act1、ミーメのお家はデンマークのごく平均的な現代家庭をセット用に可愛らしくした感じ、1階がリビングダ…

ワルキューレ/コペンハーゲン・リング

コペハンリングレポの続きです。時間がちょっと開いてしまったので、全体の振り返りをしつつ、ワルキューレについて書いてみます。このリングシリーズの中で派手に演出が入っているのはラインの黄金と神々の黄昏で、ワルキューレとジークフリートは極々オー…

神々の黄昏/フェミニズム・リング

コペハンリングレポ、記憶の新しい順ということで、神々の黄昏からレポします。写真は最後のシーン、物語の間中妊婦だったブリュンヒルデがワルハラを焼き尽くした後ジークフリートとの赤ん坊を出産して終わるというこの演出のハイライトです。このシーンは…

コペンハーゲン・リング総論

新年おめでとうございます。今年もよい年になりますように。さて、新年の初鑑賞作品は、コペハンリング完結編・神々の黄昏でございました。結論から言うと・・・・こ、これは、観た方がいい。このシリーズ最後まで観ると感動します。この公演を成立させてく…

元気が出るジークフリート

頭が年末年始のお休みモードに入ってしまって、なかなかちゃんとレポを書く気になりません。ということでレポは後回しにして日記だけ。コペハンリングのジークフリートを観ました。これね、観終わった後めっちゃ元気になりますよ!落ち込んだときにはこれ観…

苦手な録音/解決編

昨日のマーラー8番の件、ちょっと分かりました。実は昨日のエントリを書いた後に、同じ演奏のディスク違いを買うくらいなら、別の演奏の8番を聴いてみようと思いたったのです。で、思い立ったら即実行。ダウンロード販売でショル爺のマーラー8番をゲット。こ…

苦手な録音

今年の積み残しといえば、こんなディスクがありました。 Mahler: Symphony No. 8 Colin Davis 一旦聴き始めてみたものの、なにか録音がバラバラで耐えられなくて、早々に聴くのを中断してしまったディスクです。なんでも褒めてるように見えるstarboardですが…

Siegmund as a real man

ちょっと前に戻って、1週間前の週末なにをしてたかというと、部屋のモニターでコペハンリングのワルキューレ再生しつつ、モニターから一番遠い隅に陣取り、買ったばかりの単眼鏡*1のテストを兼ねて単眼鏡経由で画面を観ながら「うーん、劇場気分」と嘯いて鑑…

最初のヴァルプルギスの夜

もう今年も終わりですね。今年はメンデルスゾーン生誕200年で、なんだか縁がある年でした。メンデルスゾーンの音楽は聴いてる間は心地よかったり没頭出来たりするのですが、聴き終わった後の印象がフラッシュアウトしがちで、いまだに相性がいいのか悪いのか…

冬の散財、もとい、お買い物計画

私自身は冬のボーナスとは全く縁のない生活を送っているわけですが、世間ではこの時期はそういうことになっており、消費者の財布の紐の緩みを当て込んで様々なセール攻勢が行われているわけで、ボーナスに縁の無い者と言えど便乗しない手はありません。とい…

ラインの黄金@コペンハーゲン・リング

いま見終わりました。ジークフリート先に見たい誘惑にかられつつ、やっぱ順番に見てみようとDVDをセットしたが最後、一瞬も気がそれることなく観終わってしまいました。カスパー・ベック・ホルテンやっぱすげー。すげーわ、あんた。おんぶだけど。ちょっと高…

前へ!前へ!

今日も一人コペンハーゲン・リング祭りが続いてます。ワルキューレもう1回リピートしちゃった。いやー、これいいわ。なんか知らないけど途中で止められなくなる。音楽が、前へ!前へ!って言ってる。この充実感はなんだろう。ドラマに引き込まれる。やっぱ評…